さて、前回までお伝えした内容を読んでいただいた方は以下でしたが、
売れれば印税が入りますよ!ってホント?
本屋にご自身の本が並びますよ!ってホント?
売れたらメディアにも出られるってホント?
もしかしたら、「アレに似ているな~」と感じた方もいるかもしれません。
そう、「アイドルデビューさせますよ!」の仕組みとすごく似ているんです。
アイドルデビューと出版の共通点とは?
出版の、
「売れれば印税が入りますよ!」
「本屋にご自身の本が並びますよ!」
「名前が売れることでメディアから声がかかります!」
は、
アイドルデビューしたい女の子たちをスカウトが口説く、
「売れればお金も入るよ!」
「自分の作品をみんなに見てもらえる!」
「人気が出ればテレビとかにも出られる!」
のセリフと言っていることは実はほとんど変わりません(笑)。
最近の、巷に溢れる(特にグラビア)アイドルは、
そうやって口説き落とされた女の子たちが含まれています。
アイドルになりたい女の子たちに研修費や何やらの名目で高いお金を出させて
デビューさせる、という仕組みなんですね。
(ちなみに、プロダクションのスカウトが、本当にコレと思って育てようとしている子の場合、
もちろん自腹で頑張ってもらうこともある反面、多少なりとも育成にお金をかけます。)
え?
と思った方、そうなんです。
あれは芸能事務所が若手アイドルを売り出している、というより、
アイドルデビューしたい子が自分でお金を払って売り出してもらっているようなものなんです。
仕組化されているからこそ注意したいポイント
女の子が支払うお金は、会社の取り分のほか、DVD作成費、イベント設営費などになります。
そしてデビュー作と称してDVD作品が作られ、
「s●fm●p」のスポンサーボードをバックに握手会付き撮影イベントが開催される、
みたいな流れです。
(最近は取材時の様子などがyahooニュースとかにも流れますので、
見たことがある人もいると思います。
ちなみにこれも
「ネットに載ってるね!」
「これからどんどん注目されるよ!」
と女の子に言える、良くできた仕組みですね)
その場には、(アイドル情報サイトなど)のカメラマン数人と、
そういうのが好きな男性諸氏も集まり、サイトに掲載するための取材もあるので、
アイドルらしいことをやっている(気分が味わえる)、と本当によくできた仕組みだと思います。
ともあれデビューしたのは良いですが、
あの子たちの何人がメジャーになっていくのでしょうか・・・。
まあ、あちらの世界は需要と供給が比較的ハッキリしているから良いかもしれませんが。
いずれにしても、
出版にせよ、グラビアアイドルの世界にせよ、
「著者になれる!、アイドルになれる!」
「メディアから注目される!」
「メジャーになれる!」
などのトークに惑わされないよう注意が必要です!