個性豊かなZineクリエイターが表現の最前線を披露
「Zine Area」には、全国から集まったクリエイターたちが、自身の「好き」や「伝えたいこと」を詰め込んだZineを展示・販売します。文芸、エッセイ、写真、アート、学術、カルチャーなど、ジャンルを超えた多様な表現との出会いが待っています。
例えば、柳田國男の『遠野物語』を全話ルビ付きで現代語訳し、小学生でも楽しめるようにした「いちばんよみやすい遠野物語」。また、SKY BOOKSは、電子書籍として刊行された小説『東京』を、章ごとに抜粋したZineとして紹介し、対応楽曲のQRコードを掲載することで、文章と音楽で物語の世界を深く体感できる新しい試みを披露します。フリードリッヒ・シラーの雑誌『ホーレン』の理念を受け継ぎ、文学を通じて現代における調和の形を模索する「ホーレン」など、興味深い作品が並びます。

他にも、元書店員が立ち上げた出版レーベル「アトリエ風戸」、ハムスターとの暮らしを綴った「ぼーろ王国」、文筆家・編集者による個人出版プロジェクト「破船房」、海外移住とフェミニズムをテーマに作品作りをする「teikou」、夏目漱石アンドロイドの活動記録を紹介する「夏目漱石アンドロイド研究会(二松学舎大学)」など、多岐にわたるクリエイターの作品に出会えます。自分の「好き」を形にしたい、伝えたいという情熱が詰まったZineの数々は、きっと新たな発見や創作のヒントを与えてくれるでしょう。
「本の街」の真髄、書店とZineの融合
「Book Area」では、神保町を象徴する老舗古書店や出版社、そして新しい潮流であるシェア型書店が出店します。プロフェッショナルが選書した「本」と、個人が情熱で作った「Zine」。これらが並列に存在する空間は、これからの神保町の姿を象徴していると言えるでしょう。

知と創造が交わる対談イベント
Zineや出版文化の「今」と「未来」を語り尽くす、豪華ゲストによる対談・座談会も開催されます。詳細については、公式サイトでご確認ください。
開催概要
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イベント名:神保町展覧会「Zine & Book フェス in 神保町」
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日時:2026年1月18日(日)・19日(月) 13:00~19:30
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会場:出版クラブビル3階ホール・4階会議室(東京都千代田区神田神保町1-32) 地下鉄「神保町駅」徒歩数分
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入場料:
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一般前売券:500円
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当日券:1,000円
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学生:500円
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前売券購入:
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公式サイト:
このフェスは、本と表現の多様性を肌で感じ、新たな「好き」に出会える絶好の機会です。ぜひ足を運び、神保町が誇る文化の奥深さと、クリエイターたちの熱い想いを体験してください。
