体験談の記事でも触れましたが、
あなたを知ってもらうことはとても大切です。
どんな幼少時代を過ごし、
なにが起業のきっかけとなったのか、
それからどんな苦労があったのか、
なにが転機となったのか、
などなど、相手の人が知りたいことはたくさんあります。
その人がどういう人なのか、どういったことを経験してきたのかという「体験談」を通じ、
相手の人はあなたを知るのです。
打ち合わせなどでもそういうことがあると思います。
ただ仕事やサービスのことだけ話すのではなく、
何がきっかけで今の仕事に就いたのか、商品・サービスの“ストーリー”などを話した方が、
バックグラウンドが分かり、相手との距離がグッと縮まる気がしませんか?
出版で考えた場合、どんな話があると思いますか?
やはり、起業の話や今までのビジネスストーリー、自社への思い、経営哲学などを知れば、
その人のことが良く分かるようになります。
ビジネスにおいても、信頼度が上がるでしょう。
一方、自費出版の世界では、震災や戦争体験、趣味やボランティア体験の本もありますが、
その類はビジネスにおいてはあまり効果を発揮しません。
ビジネスにおいても出版であればやはり、会社のこと、社員教育論、
ビジネスのノウハウ、理論や業界の話、事業カテゴリーにおける未来予測などが効果的です。
もちろん、会社の話や起業のきっかけについても、
映画になりそうな奇跡的な話やスゴイ話、武勇伝が聞きたいわけではありません。
あなたがありきたりに感じる話であっても、
実は読み手からしたら、そうでもありません。
十分、等身大のあなたの、親近感がわく話なのです。
今のままのあなた、あなたを形成した過去を、知ってもらうことが大切です。