自分で自分のことを振り返るのは大変です。
なぜなら、自分では何となく覚えていたことでも、意外と忘れていることはたくさんあるからです。
人に話すことでより分かる!
自分ではあまり覚えていなくても、他人から聞かれて改めて思い出すこと、
「そういえば」と、より具体的に思い出せることなどがたくさんあります。
それに、自分一人が思い違いをしていたことなどもあるはずです。
ですので、実は自分一人で振り返るより、他の人から聞かれた方がより効果的なんです。
その時どういう気持ちだったのか、
なぜそういう決断をしたのか、
なにがそうさせたのか、
自分一人で考えると、つい一つのたどり着いた答えで終えてしまいがちです。
しかし、同じ質問でも他の人から聞かれた場合、
「そういえばこんなこともあったな」
と、いくつも思い出すことも少なくありません。
他の人と一緒に思い出したり、相手から改めて質問されたり、
より深い興味を示されたりすることで、
当時を鮮明に思い出し、振り返れることはたくさんあります。
知らずにフィルターをかけてしまっていることも!
自分だけで振り返ると、思い込みや、当時の感情などが強いあまり、
どうしてもどこかでフィルターがかかったり、
制限をかけてしまったりすることがあるのですが、
他人から質問してもらうと、結構スムーズに答えられることがたくさんあります。
ブログを書いていたり、日記をつけていたりする人は振り返りが比較的しやすいですが、
そうでない人にとって、自分一人で振り返ることはなかなか困難です。
ですので弊社がサポートする際は、幼少のころから細かく振り返ります。
そうすると、どんな子供だったのか、どんなエピソードがあったのかなど、どんどん出てきます。
そして面白いことに、インタビュー中には出てこなかったことを後から思い出すことも珍しくなく、
後日「補足」をする方がほとんどです。
インタビュー後に「そういえば思い出しました」
と、メールで長々と当時のことを書いてくれる方も少なくありません。
インタビューをきっかけに、当時のことがよみがえってくるのだと思います。
本人は何気なく思っていたことや、何となくして思い出に残っていなかったことも、
他の人から少し触れられると、具体的に思い出すことも多くあるのです。
ですから、他の人に協力してもらうことはかなり効果的です。
そういう私も、自分自身のことを振り返ることが苦手です(^^;
「自分のことは自分が一番理解していない」とは、まさにこのこと!
一人での振り返りが苦手な方は、他の人から聞き出してもらうことをオススメします!