「出版」することに関心をお持ちの士業・コンサルタントの方も多いのではないでしょうか。今回はニュースレターの発行が実は出版への近道であること、またニュースレターの種類についてお話します。
士業・コンサルタントの人は何をすると出版への道が開けるのか?
出版への道は長く険しいものに感じる人は多いかもしれません。どうしたら自分が出版できるかイメージがない場合もあるでしょう。出版社から声がかかったり、自身で売り込んだりすることで出版につながることはありますが、どうであれ、まずは自身を知ってもらわないことには話が進みません。そんななかで、持ち込み以外で出版に近づく手段としては以下が考えられます。
・自分自身や仕事についてブログやSNSで発信し、専門性をアピールする。
・ニュースレターを発行し、専門性の高さを認知してもらう
ブログやSNSを通じての発信が編集者などの目に留まり、出版企画につながる可能性はあります。ただ、ブログやSNSは一生懸命更新しても、いつだれの目に触れるか分かりません。
一方でオススメなのが、ニュースレターの発行です。お客さんがアクセスしているか分からないブログやSNSに力を入れるのも良いですが、ニュースレターは見込み客に直接届けることができます。発行範囲はとどまるものの、ニュースレターの内容をWEBでも掲載すれば、多くの人の目に触れるようにすることが可能です。
ニュースレターにはどのような種類がある?
「ニュースレター」といっても、専門情報が掲載された業界紙のような本格的なものから、会報誌、地域コミュニティー冊子的なものまで、様々な種類があります。
なかでもオススメは、専門誌的なニュースレターを発行することです。つまり、コンサルタントや士業の方が、業界の最新情報やお役立ちネタを掲載し、顧客や見込み客に送るタイプのニュースレターです。
ニュースレターのボリュームはA4サイズ1枚で表裏2ページのタイプが多いですが、見開きで4ページ、もしくは合計8ページ、12ページといったボリュームのあるタイプのニュースレターを定期的に発行している方もいます。
また、既存客、見込み客への配布向けへ郵送する場合がほとんどですが、、オフィスに来社された方や、交流会などで知り合った方に手渡しすることも可能です。
ニュースレターに掲載する内容は?
内容としては、たんなる社内報ではなく、ちゃんと読み物とすることがオススメです。業界の情報や、お役立ち情報を掲載することがポイントです。
全体構成の一部として近況報告をするのはアリですが、それだけだと飽きられますし、そもそもあまり興味を持ってもらえません。そのため、読み物として成立するものでないといけません。自身の趣味や思想について頻繁に書くこともオススメしません。
掲載すべき内容として、具体的には、自社サービスの製品・技術の話、業界の最新情報やあまり表に出ない情報提供、サービスや業界に関するQ&Aなどです。士業やコンサルタントなら専門業界の最新情報などが良いでしょうし、弁護士や会計士、社労士なら経営者や担当者のためになる情報を掲載することです。
まとめ
将来的な出版を考えている士業・コンサルタントの人は、自身を知ってもらうことからはじめましょう。ブログやSNSで発信することも大切ですが、まずは自身の見込み客へ情報発信し、仕事にもつながる可能性があるニュースレターの発行がおススメです。また、ニュースレターの内容をブログやSNSで再発信するのも良いでしょう。
ニュースレター、暇つぶしの読み物ではなく、読んだ人が満足するような情報が掲載されていることがポイントです。業界の最新情報や読者が喜ぶようなお役立ち情報を積極的に掲載し、自身の趣味の話などは最低限にとどめておくのが良いでしょう。