出版 Kindle 文章作成
【経営を加速させる!】中小企業経営者・士業・コンサルタントのための出版サポートメディアは、自社のファン増強および自社商品・サービスの認知度アップ、ブランディング、社員教育ツールとしての書籍作成をサポートするメディアです

販売目的だけで出版するのはNG。出版した本の活用法には何がある?

本を出版する目的は何でしょうか?本を出したからには多くの人に買ってもらい、読んでもらえなければ意味がありません。しかし、販売目的や出版して利益を得ることだけを考えて出版するのは危険です。出版した本の活用法には何があるでしょうか。

買って読んでもらうことだけを目的とした出版は危険

出版する人の多くは、本を不特定多数の人に読んでもらいたい、と考えていると思います。読んでもらう=買ってもらう、とも言えますが、では買ってもらう、言い換えれば売るためには何をすればよいでしょう?

買ってもらうためには、あなたのことを知ってもらう必要があります。また、売るための「営業」も大切です。では、誰に知ってもらい、どこに営業すればいいのでしょう?

無名の一般人の本を扱ってくれる書店はほぼゼロ

世間的には無名の一般人が書籍を販売するといっても困難です。とりあえず、近所の本屋に飛び込んでみても、取り扱ってくれる本屋は多くないでしょう。無名の作家の本を並べてくれる気前の良い本屋はほとんどないはずです。

考えてみてください。あなたが本を出版したとします。それを近所の書店に持っていき「この本を取り扱ってください」と言ったところで、喜んで受け入れてくれるところがいくつあるでしょうか? よほど面白い内容だったり、その書店が専門書などを多く扱っていてあなたの本がマッチしたりするなどであれば別ですが、世間的に無名の人の本を扱ってくれることはないでしょう。

自身の本を売るだけなら「販売会」などの方法がある

売るという点では、自身が講演する機会などで来場者に販売する方法なども考えられます。しかし、講演、セミナーをするにしてもあなたの職業によるものが大きいのではないでしょうか。士業・コンサルタント、講師などを本業にしていればセミナーを開催する機会もあると思いますが、頻繁に開催できるとは限りません。講演の依頼も都合よく舞い込むものではありません。自分でセミナーを企画するとしても、集客は一苦労です。自分で新聞広告やWEB広告を打つのにもお金がかかります。

もちろん、自身のHPで販売することも可能ですが、売れたらラッキー程度ではないでしょうか。

つまり、一般人が出版してもそもそも売れないのです。売る機会や知られる機会は限られており、とても小さいというのが現実です。運よく書店が扱ってくれ、店員がキャッチーなポップを作ってくれたらお客さんの目に触れ、売れることもあるかもしれませんが、その可能性はとても低いものでしょう。

出版した本はどのように活用するのがベストか?

残念ながら売れる見込みはほとんどないんです。当社が売るための出版をオススメしない理由は、そこです。勝てる見込みがない勝負なら、しないほうが良いと思いませんか?

では、どうすれば良いのか?考え方を「本を売るため」から変えることが大切です。売らないとお金が入りませんし、在庫を大量に抱えることになるかもしれませんが、そこで焦ってはいけません。出版し、自身の本が世に出たことをまずは成功と捉えましょう。そして、その本を売ることではなく、別のことに利用するのが効果的です。

出版した本の活用法1:セミナーなどで販売する

出版した本が書店販売などだけでさばききれない場合、在庫を抱えることになります。amazonで販売することも可能ですが、いつ売れるかは分かりません。そこで在庫を捌くわけではありませんが、手持ちの本を販売する方法が、セミナーなどを開催した時にお客さんに販売する方法です。

セミナーに参加する人はその時点で勉強意欲などがあり、セミナー登壇者への関心も高いはずです。そのため、その登壇者のことをもっと知りたい、著書を読んでみたいと思うはずです。そのような方なら買ってくれる可能性も高いでしょう。セミナーなどは本が売るだけでなく自身のファンを増やすチャンスでもあります。

また、異業種交流会などでPRする機会があれば、そこで売ることもできるでしょう。異業種交流会の参加する経営者は旺盛な方が多いので、気前良く買ってくれる可能性は大です。

出版した本の活用法2:相談・問い合わせ客などにプレゼントする

売るのではなく、プレゼントするのも効果的な活用法です。売るわけないのでお金は手に入りませんが、お客さんを獲得するのに効果的です。

たとえば、HPのCTA(問い合わせなどのアクションアイコン)で「お申し込み・ご面談者には著書プレゼント」などと載せることで、CTAも増加が見込めます。そして、実際に面談された方に著書を渡し、読んでもらえれば、信頼感が高まる期待が持てます。無料でプレゼントしてしまうことに中書するかもしれませんが、「損して得取れ」ですね。在庫すべてではなく何割かをこのプレゼント分に充てるなども良いでしょう。

出版した本の活用法3:メルマガなどで連載記事として小分けにする

本は出して終わりではありません。著書の中身は2次利用しないともったいないのですが、それをする人は多くありません。

本の中身を小分けにして、HP、ブログ、メルマガ、SNSなどに掲載していきましょう。最近ではnoteなどを利用するのも良いでしょう。具体的には、以下のような活用先が考えられます。

・HP、ブログに掲載する
・ニュースレターのコンテンツの一つとして連載する
・メルマガでも定期的に発行する
・Facebookに掲載する
・読み上げて動画で出す
合わせて下記の記事もご覧ください。

ただ、本の中身をそのまま掲載すると時事的に合わないことなども考えられます。内容を一度確認し、加筆・修正することでよりクオリティが高まります。面倒くさいからといって、コピペのようにそのまま掲載するのではなく、手を入れるようにしましょう。

まとめ:出版した本は書店で売るだけではない。多数ある活用法のなかから自身に合ったものを探そう!

芸能人や著名人でない限り、一般人の本が書店で売れることはまずありません。インターネット上で販売できるようになった世の中とはいえ、売れても数冊でしょう。単に販売するだけでなく工夫が必要です。自身が話をするセミナーや参加した異業種交流会で知り合った方に販売する、著書を問い合わせ客を増加させるためにプレゼント特典に使う、ブログやメルマガ、ニュースレターなど多媒体のコンテンツとして利用するなど、方法は多数あります。出版した本を在庫で抱えてしまうのではなく、自身の方針やお客さんの傾向にあった方法を見つけ、有効活用しましょう。

NO IMAGE